医局員インタビュー

ダイバーシティ医科歯科

自分を認めてくれた場所で、自分らしい仕事を。

高橋 麻里絵

助教(救命救急センター&放射線科)

宮崎大学医学部出身。東京医科歯科大学病院医学部附属病院の初期臨床研修プログラムの後、同病院の救命救急センターに入局。初年度はレジデント、その後スタッフとして産育休を含み4年勤務し、救急科専門医を取得.聖マリアンナ医科大学病院に出向し、3年間の放射線科・IVR(Interventional radiology; 画像下治療)研修。現在、放射線科の専門医を持った救急医として再び大学に戻り、救命救急センターおよび放射線科で勤務。

新しいサブスペシャリティで誰よりも早く異常を見つけたい

私は学生時代に救急医療に触れる機会はほとんどなく、卒後当初は全く別の科志望でしたが、研修医2年目で当院の救命センターをいざ回った時に、ドラマティックな病歴や人間模様、ダイナミックな手技とICUでの繊細な管理、病院前活動や災害医療など様々な顔を持っている救急科の仕事に魅かれ、救急医を志望しました。

救急科専門医をとってからサブスペシャリティー研修にでる道を選びましたが、レジデントから続けて救急科の修練をしている間に日々撮像されるX線写真やCT画像など大量の画像を生かせているのか疑問を持つようになりました。放射線や超音波などを使った診療機器の発展は目覚ましく、様々な画像ツールを生かしてより早く確実な診断をサポートしたいと考えるようになり、さらにIVR(interventional radiology;画像下治療)で救える患者さんが増えると思い放射線科での研修を決めました。

二つの診療科の間だからこそ出来る事を探したい

研修を終えた後は当院で救急科と放射線科の双方で診療をしています。

放射線科を専門にする救急医も、救急を専門にする放射線科医も全国的に少なく、当院でも私の他にいませんが、2つの科の先生方にサポートしていただいて両方の科で診療させていただいています。

大学病院内で垣根のない診療ができることで気がつくことも多いです。  

当救命センターの他にない一番の魅力は、多彩なサブスペシャリティーを持ったスタッフがいるところです。この事は、他の科の患者に比べて疾患や背景がバラエティーに富んでいる救急患者の診療をする上で欠かせないと思います。研究に関してもサポートしてくれる仲間がいますし、充実した研修が可能だと思います。

子育てや家庭との両立を目指す

救急科は将来結婚や出産を希望する女性医師に特に敬遠されがちですが、実は働きやすい科でもあると思います。もちろん仕事に没頭する時期が必要だったり、患者さんの状態によっては病院を離れられない事もありますが、救急科はシフト勤務であったり、家族の協力が得られれば夜勤をする事で逆に日中に家庭の事や育児ができたりもします。  

私自身も救急医になってから結婚や出産を経験し、小学生を含む子ども達の子育て中ですが、スタッフや家族、保育園などに助けられながら、両立を目指して奮闘中です。 なかなかまとまった時間が取れず思う様な成果を上げられないことが多いですが、人生は長く子ども達は少しづつ成長します。だんだん手がかからなくなってきた今、研究もしたいと新しい目標を立てています。

これから救急放射線医を志す人たちへ

ダイナミックな救急初期診療の中で時間経過と優先順位を考えた画像診断やIVRは救急放射線の醍醐味で、これから発展する魅力的な領域だと思います。今後は他施設とも連携を深め、研修ができ帰ってからも技術維持ができる環境を整えていきたいと思っています。  

 

当救命救急センターは日本でも有数の外傷外科医を有するセンターで、疾患も外傷・Acute Care Surgeryをはじめ多岐に渡り、麻酔や集中治療、消化器内科など様々なサブスペシャリティーを持つ先輩や後輩がいます。そんな環境で、救急総力戦の一員として、力を発揮できることがとても嬉しく、貴重な経験です。多くの方の参加をお待ちしております。

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