医局員インタビュー

臨床と研究の両立

助けられなかった悔しい経験を臨床研究で次に繋げる

高山  渉

特任助教

島根医科大学医学部出身。板橋中央総合病院にて初期臨床研修を行い、その後東京医科歯科大学救命救急センターに入局する。1年間、大学の救命救急センターでレジデントを行ったあと、土浦協同病院にて外科研修。外科専門医を取得したあと、松戸市立総合医療センターにて救急の経験を積み、現職に至る。(138)

救急医療のすべてを知りたい−がむしゃらに研修した若手時代

初期臨床研修時より救急医療、集中治療に興味を持っておりました。子供から高齢者まで、内因性疾患から外傷まで幅広く経験できる救急医療にハマり、夜間は当番では無い日も救急外来にスタンバイしていました。同時に緊急手術や、外傷診療にも興味を持ち、本学の救命救急センター、関連病院外科での研修をさせていただきました。現在は本学でそれらの経験を生かすべく、救急救命医として日常診療に従事しております。

症例豊富な医科歯科救急。その中には救命できなかった患者様も

当院は都心にある特色上、症例数は非常に多く、様々なバリエーションの疾患や、重症度の高い症例を多く学べます。そういった充実した日常におりますが、当然ながらどの患者も助かるわけではありません。治療に抵抗性のある症例や、ギリギリのところで救命できなかった症例を経験するたびに、現在の救急医療の限界も同時に感じております。そのような経験を、今後の救急医療発展の貢献に生かせるよう臨床研究も並行して行ない、新たな知見を発信できるよう常に意識しています。

蘇生は救急の主戦場。目標はbeyond survival

蘇生に関連した疾患も多く幅広く学べ、当科は指導医が豊富なことも特徴です。蘇生は救急の現場から始まっており、救急外来、ICU、その後の社会復帰まで、すべてを同時に経験することで始めて、自己完結型救急の特性を学べると考えます。

また蘇生領域は研究テーマの切り口も様々あり、まさに臨床・研究が並行して実践できる分野です。

日々の研鑽が臨床研究のテーマとなり、臨床研究が未来の患者を救う

救急医・外傷外科医・集中治療医としてさらなる研鑽を同時に積む中で,臨床研究のテーマもまた、日々の臨床経験からうまれます。恵まれた先輩医師、後輩医師の中で、引き続き臨床と研究の両立を目指したいと思います。当科入局を考えてくれている先生、ぜひ一緒に救急医療を盛り上げましょう。臨床・教育・研究、どの分野であっても、先生方の未来像になる自信があります。

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