医局員インタビュー

外傷外科/救急災害医療のトップランナー医科歯科での学びを胸に。

目指せ!米国外傷センター!

齋田 文貴

東京医科歯科大学医学部附属病院 救命救急センター 所属

沖縄県立八重山病院 救急部 出向中

昭和大学医学部卒業。済生会横浜市東部病院で初期研修後、Acute Care Surgery(ACS)を志し、東京医科歯科大学  救命救急センターに入局しレジデントとして勤務。

外科研修の為3年間済生会横浜市東部病院で勤務し、外科専門医および腹部ステントグラフト実施医資格を取得。関連病院の東京女子医科大学東医療センター救命救急センターで2年間ACSスタッフとして勤務し救急科専門医、ACS認定外科医を取得。予てより米国臨床留学に憧れており米国医師国家試験(USMLE)に挑戦中であったが、1年の横須賀米海軍病院での研修を経て合格。現在、医局派遣として沖縄県立八重山病院の救急部に出向し勤務。

突如死の淵に立たされた人を自分の手で救いたい

医学生の時、「外傷や急性疾患で突如、死の淵に立たされた人」を救命したいと強く思い、救う知識と行動力を養うには救急医学を、救う技術と方法を養うには外科学が必要と思い、「救急医学と外科学の両立」を医師としての目標としました。済生会横浜市東部病院の初期研修での沢山の出会いの中で、より一層自分がやりたい事が明確になり、更なる成長の為、多数の救命救急センターの見学をした後、日本の外傷外科/救急災害医療のトップランナーである東京医科歯科大学医学部附属病院救命救急センターに入局を決めました。

医科歯科での1年は最高でした。日々、最高の同期と救急医としても外科医としても生きていける。1-3次救急に渡る初療、外傷/救急外科手術、集中治療、病院前診療、研究発表、やりたいと思う事がすべて詰まっていました。人生でこんなにも濃かった1年は未だにありません。信頼できる上級医の元、多数の手術に参加する事も出来ました。そして、大友教授を中心に織りなす全スタッフの一体感とチームワーク、それは医療においても学外活動においても散見されました。また沢山の国際学会への参加や外国人招待などもあり、日本の医療しか知らなかった自分の視野がとても広がった年でもあり、この1年が後の米国臨床留学に火を灯した事は間違いありません。

ACSスタッフとしての活躍と葛藤。そして新たなる挑戦

Subspecialty取得の第一歩として、3年間の出向を経て外科専門医取得の後、医科歯科救急を更に盛り上げ発展させる為、関連病院である東京女子医科大学東医療センター 救命救急センターへ着任し、2年間ACSスタッフとして勤務し救急専門医、ACS認定外科医も取得しました。日本でACSを極めようと奮闘しておりましたが、医科歯科救急には素晴らしい人材が沢山揃っており、「自分の個性や強みは何だろう」と考えた時に、自信を持てる物がありませんでした。自分のやりたい事を改めて考えた時に、「米国にTrauma/Acute Care Surgeonとして臨床留学したい」という予てからの夢を叶え自分の自信にしたいと思う様になり、救命救急センターでの激務の中で、米国医師国家試験(USMLE)の勉強を始め継続しました。どんなに疲れても、どんなに眠くても、勉強し続けました。その結果、STEP1(基礎医学)、STEP2 CK(臨床医学)という試験に合格しましたが、どうしてもSTEP2 CS(12人の模擬患者を1人15分診察して10分カルテを書く)という純日本人に最難関の試験が私の前に大きく立ちはだかりました。そこで教授と医局長に、素直に自分の夢と展望を伝え、英語の実践的な勉強の為、横須賀米海軍病院への1年研修を申し出た所、御快諾頂く事が出来ました。

夢を理解し応援しながら多様性を大切にしてくれる環境

横須賀米海軍病院の業務内容は主に2つで、1つは日本にいながら米国  医療を学ぶ事、2つ目は米軍人を日本の病院に搬送する際の通訳係です。ここでの経験を糧に約3年の時を経て、STEP2 CSに合格する事が出来、米国医師国家試験に合格する事が出来ました。すべては医局の理解があってこその結果で感謝しかありません。私は2020年度の米国外科レジデントまたはACSフェローシップに申し込む予定で渡米準備を進めており、ACSとして働きながらも時間や金銭面での余裕を確保する為、また離島 医療に対する医局派遣として、沖縄県立八重山病院の救急部に出向しております。同病院では週2回の外科手術に参加しながらER業務やヘリ搬送などをこなし大自然の中で日々研鑽を積んでおります。

医科歯科救急への入局や見学を考えて下さっている皆様へ

ここまで読んだ皆様は、我々の教室がどれだけ素晴らしいか解ると思います。

私、一個人の経歴だけでこれだけの多様性があるという事は、医局員全員に同様の多様性が許容され、その全員の経験が詰まっているのが医科歯科救急です。

大友教授率いるこの教室は、外傷外科/救急災害医療に真摯に取り組み人命救助を目的として、一体感とチームワークと笑顔に溢れ、多様性に富んだ優秀な人材と 共に、とても寛容に医局員1人1人の「夢」を応援してくれる素晴らしい教室です。

興味が少しでも湧いたなら一度見学に来ていただき、気に入ってくれたならぜひ我々の仲間となって、日本だけでなく世界の外傷外科/救急災害医療を一緒に盛り上げていきましょう。

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